AIをそのまま使うと危ない。実務で確認して防いだ3つの失敗
AIは速いが、事実確認・重複防止・削除の最終判断は人間が担うため
- 対象
- ChatGPT・Claude・Grokを使った実務
- 使った業務
- 記事制作、WordPress運用、Threads自動投稿システムの設計
AI時代に一番危ないのは、AIを使わない人ではなく、AIの出力を確認しない人です。RF SELECT LABの運用でも、AIに任せて助かった場面と、AIの出力をそのまま信じていたら業務に影響していた場面の両方がありました。AIは作業を速くしますが、事実確認・重複の有無・公開範囲・削除の可否といった、事業に影響する最終判断は人間が行っています。
実際に起きたこと
RF SELECT LABの記事制作では、別のセッションが同時に作業した結果、同じ製品の記事が重複して公開されていたことがありました。AIからの完了報告だけを信用していれば、重複記事がそのまま残り、SEO評価の分散や読者の混乱につながるところでした。最終的に人間が記事ID・タイトル・URLを照合し、重複していたID83・84を発見して削除しました。
公開済みのMacBook Air記事では、AIが「外部ディスプレイを併用していない」「自費購入」など、確認できていない内容を事実のように補ってしまっていた箇所がありました。料金確認先として設定されていたリンクも、実際には販売価格を確認できるページではなく、Appleの技術仕様ページでした。人間が実際の使用状況とリンク先を確認し、未確認の記述を削除して、確認できる事実だけに修正しました。
Threads自動投稿システムには、投稿後の数値が低い記事をAIが自動で削除する設計がありました。しかし、インサイト取得に失敗した場合・投稿から24時間未満の場合・本来削除すべきでない対象まで、誤って削除されてしまう可能性がある設計でした。そのため、そのままの設計では本番稼働させませんでした。人間が安全条件を追加し、自動削除は初期状態でOFF、判定が不明な場合はREVIEW、投稿24時間未満やデータ欠損時は削除禁止としました。さらに、9月24日までは連続投稿と自動削除自体を開始しない、という判断をしています。
何が危ないか
危険は「AIを使ったこと」自体にはありません。危険なのは、確認を挟まずにそれを事業の判断に使ってしまうことです。重複記事が残ればSEO評価が分散し、読者も混乱します。未確認の記述を事実として公開すれば、記事の信頼性そのものが揺らぎます。自動削除のような取り消しにくい操作を確認なしに任せれば、本来残すべき記事や、まだ評価が固まっていない記事まで消えてしまう可能性があります。
どう使えばいいか
RF SELECT LABでは、AIに作業の速度を任せる一方で、次のような最終判断は人間が行っています。重複や公開範囲については、記事ID・タイトル・URLを人間が照合してから確定します。記事内の事実については、実際の使用状況やリンク先を人間が確認し、確認できない記述は削除します。削除のような取り消しにくい操作については、自動化する場合でも安全条件(インサイト取得失敗時・投稿24時間未満・保護対象は削除禁止、判定不明はREVIEWに回す)を人間が設計し、初期状態はOFFにしています。
結論
AI時代に一番危ないのは、AIを使わない人ではなく、AIの出力を確認しない人です。AIは作業の速度を上げてくれますが、事実確認・重複の有無・公開範囲・削除の可否など、事業に影響する最終判断は、これからも人間が行います。
AIツールそのものの検証はChatGPT・Claude・Grokの各記事、使い分けの視点はChatGPT・Claude・Grokの使い分け比較をご覧ください。判断の基準は判断基準ページに、検証の姿勢は運営ページにまとめています。